

(2018.2.2更新)
どうも、びとうくん(@bitoukun_hatena)です。
歌手にとって命とも言えるのが「のど」ですね。
のどに良いものを紹介しているこのブログですが
今回はのどに悪いものを紹介しましょう。
色々なものがありますが今回は「タバコ」です。
タバコが身体に悪いものというのはみなさん周知の事実だと思いますが
具体的にどれくらいの有害な物質が含まれているかご存知ですか?
有害物質の量が凄まじい
タバコの中には
・約200種類以上の有害物質
・約70種類以上の発がん性物質
・約4700種類以上の既知の化学物質
・10数万種類以上の未知の化学物質
以上が含まれています。
どれも恐ろしいですが特に「10数万種類以上の未知の化学物質」の恐ろしさは凄まじいですよね。なんなのかよくわからない物質を吸い込んでるわけですから。
これらの有害物質があなたののどの粘膜に付着し傷つけていきます。
そしてタバコというと肺がんばかり着目されがちですが喉がんの危険性もあります。
タバコの煙が乾燥をもたらす
声帯は2枚のひだのようなかたちをしており、振動してこすり合わせる動きをします。
タバコの煙は口とのどの中を乾燥します。
気道にある声帯は水を飲むことでうるおうわけではないので水分補給をしても声帯には届きません。
乾燥した声帯が合わさり、振動をするのです。
それは深刻なダメージを生みます。
肺機能の低下
タバコを吸うことで肺機能は著しく低下します。
それは歌の基礎とも言える呼吸に影響を及ぼします。
吸うチカラも吐くチカラも弱くなります。
ちょっとやそっとで息切れをします。
ロングトーンなんか伸びないし、ぶれます。
痰が絡みます。
痰を切ろうとして大きな咳や咳払いをするとのどを痛めます。
痰にはほこりや細菌、ウイルス、白血球の死骸などが粘液にくるまれています。
それを飲み込むと肺、気管支、口、鼻などのあらゆる病気へのリスクがあります。
タバコによる歌への影響に個人差があるのは事実です。
多い実例としては中高年になった時に高音の伸びがなくなる、しわがれ声になるといった例です。
それが「渋い」で成立するパターンもありますがタバコを吸っていなくても渋く素晴らしい中高年のボーカリストはたくさんいますよね。
実体験、ぼくも喫煙者でした
かくいう僕も数年前までは喫煙者でした。
タバコは一日ひと箱。
タバコの吸いすぎでのどが痛い時は龍角散ののど雨を舐めながらタバコを吸ってました。おもいっきり矛盾してますね。
のどが痛くても呼吸が保てなくても「タバコのせいではない」と自分に言い聞かせて吸い続けてました。
がむしゃらに練習をがんばって続けていた時に
「練習もいいけどタバコやめたらもっと歌うまくなるんじゃないか?」
と思ったのです。
そして次に
「一度禁煙してみよう。そしてなにも効果がなければまたタバコを吸おう。別に吸いたくなったらいつでも吸える」
ということで禁煙しました。
効果があったのでタバコとはさよならしました。
吸いたいな、と思うことは少しあったけど
僕は自分の意思で、すこしでも大好きな歌と向き合いたくてやめたので
ちっとも辛くありませんでした。
タバコをやめたらこんな効果があった
・声量UP
・高音が出るようになった
・息漏れ声と息漏れしない声がどちらも上達した
・声に芯が出て響くようになった
・歌う時に呼吸が苦しくならない
・痰が絡まない
しかしこれらの効果は「タバコをやめて手に入れた」と言うよりも
「タバコのせいで本来のクオリティーが出せていなかった」
と言うほうが近いのかもしれません。
新しく手にするのではないのです。
あなたはすでに「失ってる可能性があるんです」
いま、あなたがタバコをやめるかどうか、すこしでも悩んでいるのなら
試しに、やめてみませんか?
効果がなければまた吸えばいいじゃないですか。
悩んでるなら試しにちょっとだけタバコと離れてみましょう。
そこで良い思いができたならそのままやめちゃいましょう。
僕はタバコをやめた時禁煙セラピーという本を読みました。
タバコが心の拠り所、という人にはぜひ読んでもらいたい一冊です。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
びとうくん(@bitoukun_hatena)でした。
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